ホーリーバジルオイルの糖尿病への効果


ホーリーバジルの糖尿病に対する効果については、自分の飼っているインコの経験でとても実感しています。 

※詳細はこちらをご覧ください↓

 ・ホーリーバジルティーでペットも元気

 ・インコももおの変化、その後。


また、ご家族が糖尿病のお客様からも「お茶を飲むようになってから、驚くような数値が出てびっくりした」とのお話なども頂きます。


今回の論文はホーリーバジルから抽出した油を3週間、毎日糖尿病ラットに与えた時の効果について実験したものをご紹介します。




「ホーリーバジル(Ocimum sanctum L.)の葉から抽出した固定油の糖尿病ラットにおける抗糖尿病活性および抗酸化活性」


【研究目的】

ホーリーバジルの葉から抽出した油が

❶油の主要な成分を調べる

❷糖尿病ラットの血糖値および血清脂質プロファイルに及ぼす影響を明らかにする

❸肝臓、腎臓、心臓を含む様々な臓器を保護する抗酸化活性を調べる


【研究対象】

ラットを3群に分けて比較した(各群7匹づつ)

 ・正常なラット

・糖尿病ラット

・油を3週間毎日摂取させた糖尿病ラット

 ※1日1回3週間、胃内挿管により油を摂取


【結果】

❶ α-リノレン酸が油に含まれる主要な脂肪酸であった(60%)



❷・体重:油を3週間投与しなかった糖尿ラットが有意に体重が減少していた。

(*P<0.05および***P<0.001、対正常群;#P<0.05、##P<0.01および###P<0.001、対DM群。DM=糖尿病)

・食物の摂取量:糖尿ラットで有意に増加し(P <0.001)、油を摂取した糖尿ラットでは2週目と3週目でわずかに低下した。



・血糖:油を摂取した糖尿ラットは3週間の治療を通して血糖を有意に減少させた。

( ***P<0.001, vs. normal; #P<0.05, ##P<0.01 and ###P<0.001, vs. DM)


・血清インスリン量:糖尿ラットが最も低い値となった。

・肝臓、腎臓および心臓の重量:無処置の糖尿ラットで有意に増加した(P<0.001)。油を投与した糖尿ラットでは腎臓重量のみが減少した。


・総コレステロール、中性脂肪、善玉コレステロール、悪玉コレステロールの比較

aP<0.05 vs. normal; bP<0.05 vs. DM

 ➡ホーリーバジル油を摂取した糖尿ラットは中性脂肪が著しく低下し、善玉コレステロール以外は全て糖尿ラットと比較し有意な変化があった(P<0.05)。


・肝臓の炎症数値(AST/ALT/LDH)、心筋梗塞で上昇する数値CK-MB)、腎臓機能の数値クレアチニン)、尿素窒素=腎臓機能の数値BUN)の比較

➡ 油を摂取したラットはクレアチニンとBUNのみ、糖尿ラットより有意に低かった(P<0.05)


・肝臓、心臓、腎臓組織におけるTBARS(酸化ストレス値)、GPx(抗酸化酵素)、CAT(カタラーゼ:抗酸化酵素)、SOD(活性酸素除去酵素)の比較

ホーリーバジル油摂取ラット群は、酸化ストレス値と抗酸化酵素の値が正常ラットよりも有意な結果となった(P<0.05)

上記の結果から・・・


▶ホーリーバジル植物性油は、血清インスリンレベルを増加させながら、糖尿病ラットの上昇した血糖値やコレステロール、中性脂肪をを低下させることを示した。この脂質低下効果は、糖尿病における心血管疾患の予防に有益な特性である可能性がある


▶ホーリーバジル植物性油はGPxとSODの活性を正常化し、CAT活性を著しく促進し、腎組織ではその後TBARの高レベルを低下させた。 これらの結果は、植物性油がフリーラジカル消去活性を発揮し、糖尿病に対する腎臓の保護を示している


▶ ホーリーバジル植物性油に含まれるα-リノレン酸は、糖尿に対するその抗高血糖、抗高脂血症および腎臓保護活性に機構的に関与している可能性がある




文献:Anti‑diabetic and anti‑oxidative activity of fixed oil extracted from Ocimum sanctum L. leaves in diabetic rats EXPERIMENTAL AND THERAPEUTIC MEDICINE 11: 832-840, 2016

※図および表は上記論文から引用させて頂きました。

ホーリーバジルの不思議

ウィズアース北海道 北海道で土・水・製法にこだわりホーリーバジルを育て、製品化しています。

0コメント

  • 1000 / 1000